新人営業マンの教育方法を紹介!出来る部下を育てるのはあなた次第

落ちこぼれの新人君を『ちょっとした一言で会社の顔となるように育てた』中間管理職のお話しです。優秀な部下へ育てることは、あなたへの評価へも繋がります。

新人と上司

新人教育方法の一つとして、参考にどうぞ。

 

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何をやってもダメな新人営業マンの苦痛

青木君(仮名)は営業職へ入社して3年目です。もう新人ではありません。どこの職場でも一人くらいいる、落ちこぼれの営業マンというのでしょうか。

学歴だけで入社してきた、頭デッカチでまるで教科書君の様な新人です。

 

彼が、外回りから帰ってくると、必ずと言っていいほど表情は曇っています。
そして、お客様からも「彼、誰だっけ?今日うちへ来た営業の人、担当変えてもらえない?」そんなクレームの電話を頂くことも、時々あります。そんな青木君は営業職が苦痛でたまりませんでした。

 

「もうダメだ…転職しよう!」そう思っていた時です。社内でも1,2位を争う営業成績トップクラスの先輩が、彼(青木君)に声をかけます。

 

「いいか、お客様のところでは、絶対に商品説明をするな!ただ相手と雑談だけをしてこい!」

 

そう伝えます。

 

青木君にとっては、これはもう

「仕事をするな!」

と言われているものだと受け止めます。

 

フッ切れてしまった見習い営業マン

それらか数日間は、辞める気満々なので、外回りをしても仕事の話し『自社製品の商品説明』はしません。

 

むしろ、釣りや趣味でサイクリングへ行った話し、そして、お客様の愚痴を聞いたりと、仕事をしているのか、時間つぶしに会社へきているのか区別がつかないような状態です。

 

仕事に対してフッ切れてしまった青木君、本人はもう会社を辞める気満々です。

だって、先輩には

 

「仕事の話はするな!」

 

と釘を刺されたと思い込んでいたからです。

そんな状態で2週間が経った時です。

 

ついに辞令の時がやってきた!どうする?

会社へ着くと、一本の内線が入ります。

 

受話器の向こうは、太い声で電話越しでも存在感を感じさせる『あの声』です。

その相手は社長です。

 

社長から、今すぐ社長室へ来るように!

と、呼び出しをくらいました。

 

「ついに来た…これでもうこの会社とはおさらばだ。」

 

そういう思い、社長室へ入ると、いきなり社長に言われます。

 

「おまえ、客先で何話してたんだ?」
「次はおたくの商品を持ってきて、また楽しい話を聞かせてくれ」

 

と、連絡があったぞ。

 

青木君は

「えっ…」返す言葉が見つかりません。

 

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新人営業マンの教育方法

先輩のおごり

社長室から出て来ると、外では2週間前に厳しいことを告げてきた先輩が待っていました。

 

「青木!お前もやっと営業ってものを分かってきたようだな。これからはお前も俺のライバルだ!」

 

そう言ってコーヒーを渡し、先輩は外回りへ行ってしまいました。

もう何が何だか分かりません。

ただ、唯一分かったことは、

【先輩は私のことを見捨てたわけじゃなかった】

ということです。

 

そう、これが一見厳しいやり方ではありましたが、先輩の教育方法でした。

 

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まとめ

あれから半年後、

青木君は先輩から頂いた

『あたたかいアドバイスのお陰で』

営業とは何なのか、やっと理解できるようになってきました。

 

青木君にとって営業とは

 

「相手が喜ぶことをしなさい」

ということだったということです。

 

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今では先輩と営業成績を争うまでとなり、良き先輩と良き会社に入れて良かったと、心より感謝してます。

 

彼、青木君もきっと手のかかる後輩ができたら、同じ教育方法をやってみよう。

そう思っていたかどうかは、彼の頭の中でしか分かりません。

 

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