手荒れにヴァセリンが良いらしい。それならワセリン成分たっぷりのハンドクリームはどうなんだ?
ワセリンっぽさが満点の『ヴァセリンオリジナル』というハンドクリームを使った感想です。
まずは、
ヴァセリンの正式商品名を認識してから、
気になる成分
- ワセリン
- 酢酸トコフェロール
- BHT
について調べたところ、なんと!
石油や鉱物などを精製して作られた成分ということが分かりました。
これらって肌に使って大丈夫なのでしょうか?
そして、一番気になる
手荒れに対する使用感をレビューしていきます。
ワセリンじゃないよヴァセリンだよ!
先ほどの商品、これ↓
正式商品名は
ヴァセリンオリジナルピュアスキンジェリー
というんですね!
ユニリーバ・ジャパンの商品です。
『バセリン』じゃなくて、『ワセリン』でもありません。
ヴァセリンですよ!
はたして手荒れに、どの様な働きをしてくれるか、個人的にけっこう期待している商品です。
まずは気になる成分から
調べていきましょう!
ヴァセリンオリジナルの成分は3つだけ
まずは、容器裏上部を確認してみましょう。
- 防腐剤無添加
- 無着色
- 無香料
ふむふむ。
なるほど。一番上に
『無添加・無着色・無香料』と、書いてありますから、肌に負担をかけるような余計なものは入っていない。
ということは分かりました。
続いて、注意書きの下、
気になる成分を見てみましょう。
- ワセリン
- 酢酸トコフェロール
- BHT
以上の3つのみが書かれています。
一般的なハンドクリームとかですと、たぁ~くさんの成分が書いてありますが、この『ヴァセリン』は、ほんとうにシンプルですね!
たった3つの成分で出来ているんですね。
でも、これら3つの成分ってなんだろう?
つづいては、気になる成分について調べていきます。
ヴァセリン成分のワセリンって何?
ウィキペディアや他のサイトなどで調べてみると、衝撃の事実を知ってしまいました!
えっ!!?
これって、平気なの??
炭化水素類の混合物を精製して、なんちゃらかんたら…
でも、ワセリンって子供や肌が弱い人でも副作用が出にくいとか聞いたりもするし、病院とかでもつかっているので、
よく分かりませんが、
のでしょうか?
石油や鉱物を精製してる。
というのは気になります。
それではワセリンについてちょっと紹介しますね!
ワセリンとは、鉱物油(石油とかね!)から精製して作られるのですが、その純度によって黄色かかっていたり、白色だったりします。
特に純度の高い(不純物のすごく少ない)ものほど、白色です。
そして、純度の高いワセリンは医療現場でも使われています。
時々、ボクシングの試合で目のあたりを切ってしまった時の『応急処置』として使っているワセリンは、医療用と同じくとても純度の高い(不純物の極めて少ない)ワセリンです。
なるほど!ガソリンみたいなものか?!
ガソリンも、純度の違いで
重油、ジェット燃料、石油、軽油、ガソリン…となってますからね。
でも、ガソリンも鉱物油…
同じ鉱物油なのにずいぶんと違うんですね!
しかし、
石油や鉱物も天然由来の成分だ!
と言われれば、反論できません・・・
また、仮に
なんて書かれてたら、
花粉症の人にとっては、とんでもないものになってしまいそうなので、ここは置いといて次の成分へいきましょう!
ヴァセリンに含まれてる酢酸トコフェロールってなんですか?
油に溶ける性質を持っている、
人工的に作られたビタミンE
これも、調べてみると、
『人工的に作られた』というからビックリです!!
化学合成されて作られた混合物である。ということが分かりました。
再び少し補足させて頂きますね!
酢酸トコフェロールとは、スキンケアやファンデーションなどの化粧品には多く使用されていて、栄養補助食品としてドリンク剤やサプリメントなどにも使用されている物質です。
また、過剰な(1日150㎎以上)量を摂取したりしなければ、今まで人体に対する害の報告はされていません。
日常的には、パンやヨーグルト、スポーツドリンクなどの食品にも使用されていて、アメリカやEU諸国では、食品扱いとされています。
なるほど… よく分かりませんが、安全ってことなんですね!きっと。
まぁ、簡単に言うと、ビタミンEなので酸化を抑えたり、血行を良くしたりしてくれるのでしょう。
でも・・・
なんか少し不安になってきました。
気持ちを切り替えて、
次、行きます!
酸化防止剤?BHTのこと教えて!グーグル先生!
ブチルヒドロキシトルエン
dibutylhydroxytoluene の頭文字を取って
BHTのようです。
これも調べてビックリ!
空気中の酸素によって酸化することを防ぐ為の『酸化防止剤の役目をする成分』だそうです。
何となく不安になってきました。
ヴァセリンを使って平気なの?
パッケージの裏側の一番上には、
- 防腐剤無添加
- 無着色
- 無香料
と書いてあったので、
↑ほらね!↑
無添加ハンドクリーム!!
なんか、天然成分由来で肌に優しそう♪
と、思っていたのですが、
メチャ添加物?
化合物??の塊
と感じたのは、私だけでしょうか?
しかし、他のハンドクリームも裏を見ると、聞いた事も無いような難しいものがたくさん書いてありますから、そう思うと心配し過ぎなのかな…
例えば
すごく水を弾いて、手肌年齢をカバーしてくれることが売りのハンドクリーム、『コエンリッチQ10エクストラガード』の裏側の成分表です。
実際に使った感想は
をご覧ください!
水仕事が多い方にはお勧めですよ♪
これと比べると、やっぱり余計なものが入ってない。ってことなのでしょう。
ちなみに、こちらは他の美容液の成分です。
ヴァセリンではなくて、グリセリンというのが入ってます。
この化粧水と同じシリーズのハンドクリームでは、
このように『グリセリン』と書かれています。
響きは似てますけど、使用感はけっこう違います。
<<関連記事>>
資生堂のハンドクリームで、すごく自然に肌になじみました。
では、次はヴァセリンの使用感についてレビューします。
ヴァセリンオリジナルを塗ってみた感想
手の甲全体的にうっすらと塗ってみました。
少し分かりにくいですが、全体的にツヤツヤしています。
ワセリン成分が肌の表面に油膜のようになり、水分蒸発を防いでくれるという感じです。
一般的なハンドクリームに比べて、ベタベタします。
ヴァセリンの水弾きチェック!
ヴァセリンを塗った手で食器洗い(5分くらい)をしてきた直後です。
水仕事をした後でも、流れ落ちることは無く、しっかりと水を弾いてくれています。
ただ食器を持つ時、手が滑るので落して割らないように気を付けましょう!
手が滑るということは、食器にもヴァセリンが付いちゃってるってことかな?まっ、いいや。
ヴァセリンの使用感
成分を調べてみると、頭の中に
がたくさん出てきましたが、実際に塗ってみると、しっかりと乾燥を防いでくれてる感じが強いですね!
乾燥を防ぐとともに、結構ベタ付き感も続きます。
ヴァセリンを塗った手での料理や折り紙、手紙書きなどは避けた方がよさそうです。というより、料理でフライパンや包丁を扱うのはスベルので危ないです!
また、食品についてしまう可能性大なので、調理前はやめた方がいいですね。
ところが、お風呂で温まって皮膚が柔らかいうちに塗ると、肌がそのまま保護されているような感じで、夜などゆっくりくつろぐ時はすごくイイ感じです。
特に、夜寝る前に少し多めに塗って手袋をしたり、かかとの乾燥が気になる方は、かかとに塗って靴下を履いたまま過ごすと、かかとの乾燥も防いでくれてる感じがすごくあります。
1週間毎日続けたら、冬の『ガサガサかかと』が、ツルツルになってくれそうです。
手荒れにヴァセリンのまとめ
先ほどの調べた結果によると、ワセリン成分がたっぷりのヴァセリンオリジナルは、かなりの油膜(ベトベト)感が残ります。
なので、乾燥による手荒れにはかなり期待できそうです。
ただ、石油や鉱物を精製して作られたワセリンだったり、人工的に作られたビタミンEだったりと、不安な気持ちは残りますが、成分としては以下の3つしか書かれてません。
- ワセリン
- 酢酸トコフェロール
- BHT
一般的なハンドクリームと比べると、成分の種類が少ないことは確認できました。
また、使用感としては、指の関節部のアカギレに塗ると、指を曲げた時に痛みがかなり低減されました。
ベト付きがけっこう強いので、昼間に使用するよりも夜の寝る前に塗って手袋をして寝るのが、私としてはおすすめです。
★あわせて読みたいオススメ記事★
この記事の他に、
では、ヴァセリンと他のハンドクリームを比較したレビュー記事も書いています。
以上、ワセリンたっぷりの
ヴァセリンを使ってみた感じでした。
同じくヴァセリンハンドクリームですが、チューブ式のヴァセリンハンドクリームは凄くお気に入りです。
の記事もあわせてどうぞ
以上、ヴァセリンの驚きの成分と使用感でした。
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コメントをどうぞ
顔に塗っても大丈夫でしょうか?
上杉さん
コメントありがとうございます!
ご質問のヴァセリンですが、私の場合顔に塗っても平気でした。肌が荒れたり、赤くなったりということはありませんでした。
記事内でも少し触れてますか、医療用としても使われているワセリンが主成分で、ボクシングなどで目の辺りを切ってしまった時にも塗られてる成分です。
ただ、ベトベト感がずっと続くので、使用感はイマイチです。逆に寒くて乾燥してる季節ですと、寝る前に薄くぬると、カサカサの予防に役立ったように感じてます。