動物のクリスマスプレゼントって、どう思いますか?大切な命をまるで、物のようにプレゼントする。そう思われてしまうかもしれません。
しかし、普段みんなが平然と暮らしている家庭と少し違っていたら、動物のプレゼントもありかも知れません。
今回は、サンタさんが1人の女の子に『子犬をプレゼント』してくれる内容です。シングルファザーになってしまい、取り返しのつかないことにきちんと反省して、一歩づつ歩み始めた1人の父親のお話しです。
シングルファザーがサンタさんへ頼んだお願い
自分の子供に渡すクリスマスプレゼントは、私達家族にとって責任重大のクリスマスプレゼントです。
それは、私達家族と言っても自分と娘の2人家族だからです。
娘と2人きりの生活をしている父親が、サンタさんにお願いしたのは、子犬です。
命を預かり育てると言うことは、サンタさんがやってくる前からドキドキです。
我が家では、今年からママのいない家庭になってしまった為、いつも独り寂しくしている娘に、動物のプレゼントをお願いする事にしました。
ママが居た頃は、父親である私が子供にプレゼントを選んで買って来てましたが、今年はそういうわけには行きません。その理由は私にあります。
私と妻のことで離婚してしまうことになってしまったのですが、これはあくまでも大人の問題であって、子供には関係ありませんでした。
しかし、離婚届けを出すまではお互いに、そのことに気が付くことが出来ず、今となってはもう手遅れです。
子供は、ママが居ない影響が大きいのでしょう。今では口数が少なくなりました。きっと寂しいのだと感じています。いや、寂しいに違いありません。
再び私達が元通りに戻れればいいのですが、そんなことは私の叶わぬわがままに過ぎません。
それなので、何か救いになるであろうと、ママが居てくれた時から子供が飼いたくて仕方なかった、子犬をサンタさんにお願いすることに決めました。
子犬と一緒に生活することで、今よりも明るくなって欲しいからです。『子犬が再び家族を取り戻してくれるかもしてない』そんな自分勝手な願いもあります。
娘が見せた久しぶりの笑顔
そうだ!子犬をサンタさんにお願いしよう!
そう思ってからは、いくつものペットショップを周ります。そして子供が欲しいと言っていた種類の子犬を探します。
でも、なかなかその子『パグ』は居ません。
やっとの思いで会社の先輩に頼み、クリスマスまでに間に合うようにと子犬の居場所を探してもらいます。
サンタさんに頼んだ内容が『子犬のパグ』であることは、今年は話さないつもりでしたが、命ある動物なので話す事を決断しました。
その事を娘に話すと子供は、少し嬉しかったのか明るく笑顔で
うん!
とうなずきました。
その時のことは、今でも忘れられません。だって、ママが居なくなってから久しぶりに見る子供の笑顔でしたから。
偶然がもたらした不思議な出会い
サンタさんへのお願いを伝えてからは、家庭生活も少しづつ、会話が戻ってきます。そして、娘と朝に始めた散歩途中で、1匹の子犬と出会います。
そう、その子犬は『パグ犬』です。
サンタさんにお願いしたのと同じ犬種です。
ある日偶然が重なり、いつもの散歩コースでまだ1年も経ってないであろう『パグ』の子犬を連れているおばあさんを発見します。
その時、娘はパグとおばあさんのところへ走って行って、嬉しそうに笑いながら子犬を撫でていました。そして、子犬もすごく嬉しそうです。
あの「クルン」とした短い尻尾をたくさんフリフリしています。
その姿をみた私は、子犬と子供の表情がすごく豊かだということに気が付かされました。そして、犬が娘の心を癒してくれてる。そう強く感じます。
それは、今までほとんど会話が無かった食卓に、会話がうまれます。
会話といっても、子犬の話しばかりですが、私達2人だけの家族にとっては、大きな変化です。
そして、あの子犬に出会った次の日の朝からは、私よりも早く起きて、着替えを済ませています。
きっと偶然公園で見かけたおばあさんと、子犬のおかげです。
クリスマスが待ち遠しいサンタさん
娘と2人暮らしになって、しばらくしてから始めた散歩ですが、気が付いた事があります。
それは、ずっと前から欲しかったパグ犬に偶然に出会い、そして子供は思いっきりの笑顔を取り戻しつつあることです。
娘のあの笑顔は久しぶりです。
すごく久しぶりに見たあの表情を思い返すたびに、涙が出てしまいます。なにせ、久しぶりに見た笑顔でしたから。
私はその日の夜、ママと3人で暮らしていた時の生活を思い出します。怒ったり泣いたり、笑ったり・・・・
普通だった生活を思い出しながら、大切な事を失ってしまった。奪ってしまった。仕事を成し遂げることと引き換えに、取り返しのつかない事をしてしまった。
反省しても、そこにはママは居ません。
そんな大切な事に気が付かせてくれたのは、クリスマスプレゼントだったのかもしれません。
そのクリスマスまで、まだ少し時間があります。時間があるので、毎日少しづつ娘と一緒にパグ用のゲージを作って、笑顔が少し戻ってきた2人生活を送っています。
そして、私のサンタさんへの願いは
・・・・・・
言うまでもありませんね。
サンタさんから犬のプレゼントまとめ
今回、このお話しを教えてもらい、動物のクリスマスプレゼントも有りなのかなぁ・・・
そのような気持ちも、湧いてきます。
我が家は集合住宅なので、動物を飼うことは出来ません。
ところが先日、娘が学校帰りに
真っ白でフワフワと綺麗な毛並みの子猫
を見かけた。と、話してくれました。
もし、うちが一軒家だったら、
絶対に連れて帰ってきた!
と、娘は熱く語ってました。
少し興奮気味で、妻やお兄ちゃん、私に娘が話してくれたことを思うと、我が家をみてサンタさんはどの様なプレゼントを選んでくれるのかな・・・
上手く言葉では表現できません。
今回の内容も、クリスマスプレゼントの選び方 へ
登録させてもらおうと思います。
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