ノロウイルスは毎年1月をピークに猛威を振っています。小さなお子様が居るご家庭で知っておきたい、ノロウイルスの症状とその対策の内容です。
急な発熱と咳はインフルエンザを疑い、突然の嘔吐や下痢はノロウイルスの可能性が高いです!
お母さん、お父さん、
まずはあわてずに、大切な我が子の状態をしっかりと把握しましょう。親であるあなたがしっかりとした対応すれば、お子さんもすぐに元気になってくれますよ。
今回は、
生後6カ月の赤ちゃんがノロウイルスに感染してしまった時の症状と、対策の紹介です。
突然の嘔吐と、酸っぱい臭いの白い下痢
娘がノロウイルスにかかってしまったのは、まだ生後6か月の時でした。
いつものようにご機嫌で家の中をハイハイして動き回っていたのですが、何の前触れもなく
突然の嘔吐!
あれは、お昼の離乳食も済ませ終えたすぐ後のことです。
最初は
そう思っていたのですが、吐いた量がいつもより多く、朝食べたはずの野菜のみじん切りが消化されずにそのまま出てきてたのです。
普段はほとんど、もどしたりしない子だったので、『あれ?』っと違和感がありましたが、そのまま自宅で様子を見ます。
ところが、吐いた後しばらくすると、いつもと違う臭いの下痢をしたので慌てて病院に娘を連れて行きました。
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突然の嘔吐と下痢の診察結果
小児科へ到着すると、すぐに検査をしてくれました。
結果はノロウイルスです。
赤ちゃんの場合、ノロウイルスに感染している症状として次の2つの特徴があります。
- 普段よりも白っぽい色の下痢
- 酸っぱい臭いの下痢
娘は、まさにこの両方の症状です。
現在では、ノロウイルス感染に効く特効薬は無く、症状を抑えたりする対処療法しかないと先生は言っております。
つまり、ウイルスをやっつける為には
でも、大丈夫!
人間は生まれた時から免疫という、素晴らしい能力を持っています。
体内の免疫細胞頑張れ!
その為には、まずはじめにとる方法は
- ウイルスによる体力の消耗をおさえること
です。
体内の免疫力を応援するしかありません。
ノロウイルスにかかってしまった時の子供は、比較的元気です。
元気だけど、ノロと診断された時は、いつもよりも部屋の中で遊ぶ運動量を控えたりしましょう。そして、よく寝かせてあげることです。
次は、特に小さな子供の場合は、家庭でも気を付けなければならない事がいくつかあります。
ノロにかかったら気を付けたい3つの注意点
ノロウイルスのような感染性胃腸炎の場合、嘔吐と下痢を繰り返す症状が続きます。
その為、以下の3つについて特に注意してください。
- 脱水症状にならないようにする
- おむつかぶれを起こさないようにする
- 家族への感染に気を付ける
まずは、脱水症状にならないよう水分補給をすること。嘔吐と下痢により、普段より多くの水分が体外へ出てしまいます。
また、体調が良くないせいで、いつもより泣いてしまいます。
泣いていると、涙や唾液などでさらに水分が身体の外へ出てしまいます。
その為、白湯やおもゆなどを少量づつこまめにあげるようにして、水分補給をさせてあげましょう。
野呂は胃腸炎の一種なので、栄養を取らせなきゃ!
と、消化の良くないものは極力ひかえてね。
下痢は通常の便よりオムツかぶれをしやすいので、お尻をシャワーで流すなどして、清潔に保ちましょう。お尻が痛くなってしまうと、赤ちゃんは不快になり、泣いてしまう原因になってしまいます。
また、ノロウイルスは空気感染もしてしまうので、家族への感染に気を付けて過ごしましょう。
きちんと、
- マスク
- うがい手洗い
これを気を付けていると、大人の場合は、移るのを予防できます。
鳴き続けて脱水症状の危機!救ってくれたのは?
家に帰ったあと、娘の熱は38度を超えて元気がなくなってきました。その日は6回の下痢と5回の嘔吐。
まだ生まれて半年の身体にはとても苦しく、つらかったと思います。
嘔吐と下痢を繰り返すと、どんどん水分が奪われてしまいます。
その為、こまめに水分補給をしなければいけません。しかし、夜になって水も母乳も全然飲んでくれなく、4時間もの間ずっと泣き続けたままです。そして、私もパニックになっていました。
仕事から帰ってきた主人が、そんな私達の様子を見かねて娘を少しだけ外へ連れ出します。
赤ちゃんって、家の中で抱っこしてても、なかなか寝てくれません。
ところが、抱っこしながら外をゆっくり歩いていると、アッという間に寝てしまうことが良くあります。きっと歩くテンポや外の空気が気持ちいいのでしょう。
この時すでに明け方の4時になっていました。
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恐れていた家族への2次感染
ノロウイルスの感染力はとても強いです。感染しないためには、オムツ替えや吐しゃ物の処理はマスクとビニール手袋をつけ、使ったものはビニール袋に密閉してゴミ箱へ。
そして処理をした周辺を薄めたハイターやアルコールで拭き掃除する。このとき役に立った対策として、ペット用のシーツが大活躍しました。
寝る際に枕の下に敷いたり、オムツ替えの時のシートとして使ったりします。ノロウイルスの症状が引くまでは、オムツを代える時に下痢をしてしまうこともありますからね。
また、このペット用のシートは使い捨て式なので、オムツを代えた後にビニール袋に入れえ捨ててしまうので、掃除の手間はかなり省けました。
これだけ徹底していたのですが、それでも私と主人は感染してしまいました。しかし、まだ6か月の娘も一生懸命、ノロウイルスと戦っています。
親である私が弱音を吐いている場合ではありません!
私は39度を超えながらも授乳やオムツ替えて、夫は洗濯物など家事をしてくれました。
結局、3人の症状が落ち着くまでの1週間は最低限のことしかできず家の中は散らかったままでしたが、しかたがありません。
乳糖不耐症で続く下痢に水差しが大活躍!
やっとノロウイルスの症状は落ち着いたのですが、娘の下痢はまだ続いています。ウイルス感染の影響で腸が荒れ、一時的に乳糖不耐症になってしまったようです。
乳製品に含まれる糖をうまく分解できなくなる症状で、授乳をすればお腹を下してしまう現象です。
完治までには、大体1ヶ月くらいかかるそうです。
1日5回前後の下痢、しかも深夜に出ることもあるので、そのたびにお風呂に入れるのは大変です。
そこで活躍したのが水差しです。
シャワーに行く元気のないときは水差しでお尻を洗い、オムツかぶれが悪化する事を防ぎ、娘の下痢を乗り越えることができました。
下痢の症状が落ち着いたのは気が付けば、およそ1ヶ月です。ノロウイルスから数えると、およそ1ヶ月半もの間、元気な時の2倍~3倍ものオムツ替えをしていたことになります。
このような体験をしてあらためて、赤ちゃんのウイルス感染に対する意識が高まりました。
自分でうがい手洗いが出来ず、なんでも口にしてしまう赤ちゃんは、ウイルスに対する抵抗力も大人よりずっと低いです。
その為、大人の都合で不用意に人混みの中へ連れまわるのは、十分に気を付けなければならない。と、教訓になりました。
あかちゃんノロウイルスの症状と対策のまとめ
・ノロウイルスのピーク時期は1月
・ノロウイルスの症状は
- 突然の嘔吐や下痢は、感染性胃腸炎(ノロウイルス)の可能性が高い
- ノロウイルスの症状は「突然の嘔吐・酸っぱい臭いの白い下痢」
・飛散とオムツかぶれに役に立った対策
- ペット用のシーツは、結構使える
- おしりを洗う時に役立つチューブ水差し
以上、小さなお子様のノロウイルスに関する内容でした。
少しでも参考になれたら幸いです。
つづいては、
の記事もあわせてどうぞ。
そうそう、小さなお子さんに絵本読んであげてますか?
もしよかったら『絵本の読み聞かせ』の内容もどうぞ。
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