良い文章を書く5つのトレーニング方法

良い文章を書きたい。しかし、なかなか手が進まない。ところで、良い文章とは何なのだろうか?

 

偶然にもここの記事へ訪問してくれた方と一緒に読み進めたく、学んだことを記事にしていきます。

 

まず、良い文章とは

「目的を達成することが出来る文章である」

これが正論なのかは、わかりません。しかし「良い文章の答え」の一つであると私は思います。

 

これから良い文章が書けない3つの壁を知って、トレーニングすることで、少しでも壁を乗り越えられるようにする。そんな気持ちで記事を書きました。

それでは、よろしくお願いいたします。

 

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目的を明確にする

今回の記事の目的は、良い文章を書くために必要なこと

  • 書けない3つの壁を克服する
  • 5つのトレーニング法を知る

この2つのことを読者である、あなたへ伝えることです。

 

そして、私自身も学び、習得したい方法なので、自分も読者の一人です。

 

良い文章が書けない3つの壁

  1. 書きたいことがない
  2. 書く環境ではない
  3. 書き方がわからない

 

良い文章に限らず、文章を書くのが苦手な人のほとんどは、これら3つに当てはまると思います。

 

あなたはいくつ当てはまりましたか?

私は、3つ全てに当てはまりました。

 

恥ずかしい限りです。だからこそ、学んだことを忘れる前に習得したい。

そのためにもこうして記事にして、自らも読者となりたいのです。

 

それでは、3つの理由を

かみ砕いて行きましょう。

 

文章で書きたいことがない

文章で何を伝えたいのですか?

その文章から、どのような結果を望んでいるのですか?

なぜ書きたいことがないのに、文章を書こうとしているのですか?

 

まずは、自問自答です。

 

そうすることで、おのずと書きたいことが見えてくるはずです。

 

それでも書きたいことが見つからない場合は、

意固地にならず、少し質問を変えてみましょう。

 

「なぜ、書かなければならないのか?」

 

自問自答してみます。

質問を変えても答えが出てこないようでしたら、今は書かない方が良いです。

 

無理に書いたところで、

「目的を達成することが出来る文章」

は書けません。無理に書いた文章を読んでも、読者の目的は達成できません。

 

少し時間をおいて、再び自問自答してみましょう。

書きたい!という欲求がある限り、必ず答えが出る時がきます。

 

その時が、良い文章を書くタイミングです。

 

文章を書く環境ではない

環境は非常に大切です。

文章を書きたいのに、目の前に紙がない。PCなどのデジタル機器もない。

 

それでは、書きたくても書けません。

「頭の中で考える」までで、止まってしまいます。

頭の中で考えるだけと、こうして文字して表し、目で見るのでは明らかに違います。

 

また、自宅で文章を書く時を想像してください。

今こうして、文章を書き進めている。しかし、横でテレビが付いていて、様々な情報が耳から入って来る。

 

それでは、書きたいことの集中が出来ません。

いや、出来る人もいると思います。

しかし、私にはそれほどの集中力はありません。

 

それならどうする?静かに集中できる環境を作る。もしくは、集中できる環境を見つける。

 

環境については、どこか短時間でも集中できる場所や時間を見つけて、そこで一気に書き起こすことしか、今の私には出来ません。

 

書き起こすための準備、メモを取ったり下調べをすることは、静かに集中できる環境でなくてもできるはずです。この準備が、限られた時間を何倍もの有効な環境にしてくれるでしょう。

 

文の書き方が分からない

小学校や中学校では、国語の授業はありました。

主語・述語・修飾語・・・

それと、文章読解問題なんてのもありましたね。

 

しかし、文章をどのように書いたら良いのか。そのような事は、学んだ記憶がありません。ひょっとすると、授業でやったのかもしれませんが、全く記憶がないくらいに学んだ覚えはありません。

 

高校生からは理系へ進んで行ったので、国語の授業は極端に少なくなり、大学では国語の授業そのものを選択しませんでした。

 

書店では、文章の書き方に関する書籍は多く並んでいます。

 

なぜなんだろう?自問自答してみます。

 

きっと、ほとんどの人が、文章の書き方を勉強していない。勉強しないで大人へなったのでしょう。だから、書き方が分からないのです。

 

と、仮説を立ててみました。本当のことはわかりません。

 

そして、私の中の答えは

「みんな文章の勉強をしなかった」

 

だから、書き方がわからない。

 

当然、私もその一人です。

 

ここまでが、「良い文章が書けない3つの壁」

  1. 書きたいことがない
  2. 書く環境ではない
  3. 書き方がわからない

です。

 

次はこの3つ壁を克服する

5つのトレーニング法について、紹介していきます。





好きな理由を書く文章トレーニング

好きな人、好きなもの、好きな場所、なんでも構いません。

 

まずは3つ、紙とペンで書き出してみましょう。

 

書き出したものについて、なぜ好きなのかを説明して下さい。

 

誰にも見せません。見るのは自分だけです。自分だけなので、下手な文字、ひらがなやカタカナ、漢字が混ざっていても構いません。

 

ポイントは「好きである」ということと、「好きを説明する」ということです。

 

好きなことについて、一生懸命書いていく。

ただ、それだけ。

 

・・・

 

・・

 

 

書き出せましたか?

 

私は、書けました。

でもナイショです。

 

 

好きなことについて、一生懸命言葉で説明する。

上手く伝えられなくても、好きなことをなんとか伝えるように書いていく。

 

これが、一つ目のトレーニング法です。

「好きな理由を書くトレーニング」

 

描写する想像力トレーニング

今、目の前の「ものごと」で構いません。

この文章を見ているPCやスマホのことでも、構いません。

 

目に付いた状況を描写してみましょう。

これが結構面白く、そして難しいです。

想像トレーニングになります。

 

自分はわかっているから、伝わります。

しかし、まったく知らない初めての人には伝わりません。

 

何を言っているか、意味不明な事だってよくあります。

 

そこで、最高のお手本は、

「落語家」です。

 

落語は目を瞑っていても、まるでその状況が目の前に浮かんでくるような描写をしてくれます。

 

全くの初めての人でも、その風景全体から、指先の細部に至るまで。もっと言うと、触った感触や美味しそうな匂いがしたり、五感までをも「言葉」というツールだけで、表現してくれます。

 

全て聞き終えた時には、まるで自分も同じ体験をしたような感覚にさえ、させてくれます。

 

素晴らしいですよね。

まさに、日本の宝、国宝とはこういうことなんだ。と感じさせてくれます。

 

そこまでとは言いません。

というより、凡人には無理です。

しかし、そういう気持ちで目の前の事を描写してみましょう。

 

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これが、二つ目のトレーニング法です。

「描写するトレーニング」

 

柔軟な発想で類語を使うトレーニング

一つの言葉を同じような意味で、いくつ言えますか?

より多くの類語を使えると文章の幅が一気に膨らみます。

 

次の文章の『仮眠』を類語を使って表現して下さい。

ちょっと疲れたので、仮眠してしまった
  • ちょっと疲れたので、うたた寝してしまった
  • ちょっと疲れたので、居眠りしてしまった
  • ちょっと疲れたので、うとうとと寝てしまった

 

『仮眠』とは、『少しの間寝てしまうこと』ですね。

同じような言葉でも、上記のように3つの言い方ができます。類語はもっとたくさんあります。

 

一つの文章のなかで、2つ、3つ言い方を変えるだけで、文章の幅が広がりませんか?

 

落語では、歩いて近寄ってくる表現を擬音語を交えて表現することが、良くあります。

 

おい、そこの坊主!
そう言うと、坊主はこちらを睨むように見て、近寄ってきた

 

おい、そこの坊主!
そう言うと、坊主は鬼の形相で、ドシドシと詰め寄ってきた

 

どちらも同じような事をいってますが、どちらの方が臨場感が湧いてきますか?

 

私は2つ目の文章の方が、よりイメージが湧いてきます。

 

類語辞典サイト といった便利なサイトもあるので、好きな言葉を入れてみると楽しいですよ。

 

三つ目のトレーニング法です。

「類語を使うトレーニング」





別の表現で読みやすくなる

私は考えないわけでもない

⇒ 私は考えることもある

 

二重否定文をつかうと、「結局何なの!」

そう言いたくなることは在りませんか?

 

この二重否定の言葉は、大人になった今でも時々「結局、何が言いたいの?」

 

《同じ意味の文章例》

①そう思ってしまうことがないわけではありません。
②そう思ってしまうことがあります。

つまり、そういうことですね。

二重否定文を使ったのが①の文章で、②は使わない表現です。

 

文章力が付いてくると、読者を文章の世界へ足を運んでもらう為に、あえて使うこともあります。でも、今の私には出来ません。

 

高等テクニックだと感じております。

意識して使い分けるようにして、練習を重ねていきたいです。

 

四つ目のトレーニング法は、

「別の表現で読みやすくするトレーニング」

 

速打ちのテクニック

とにかく早いスピードで一気に書く方法です。

 

タイピングゲームなんかもありましたね。それと同じです。

 

紙に文章を一気に書く。

話すくらいのスピードで、一気にキーボードを叩く

 

思った事のイメージが崩れる前に、文章へ変換してしまう方法です。これを本気モードで5分続けると、結構疲れます。

 

25メートルプールを息継ぎしないで、一気に泳ぎ切ってしまうような感覚です。

 

ただ、この5つ目のトレーニングは、先ほどまでの4つの方法

  1. 好きな理由を書くトレーニング
  2. 描写するトレーニング
  3. 類語を増やすトレーニング
  4. 別の表現で読みやすくするトレーニング

をある程度繰り返して、感覚をつかんだ後に行う方が、より効果的です。

 

五つ目のトレーニング法は、

「早打ちのトレーニング」でした。

 

文章トレーニング法のまとめ

いかがでしたか?

良い文章が書けない3つの壁

  1. 書きたいことがない
  2. 書く環境ではない
  3. 書き方がわからない

これらを知ることが始めの一歩です。

 

原因を知れば、対策することが出来ます。

対策すれば、克服することが出来ます。

 

その為には、5つのトレーニング法が効果的ということが分かりました。

 

こうして文章で表現しましたが、私はまだ頭の中が整理出来ていません。

 

整理できてないので、自分で書いた記事を時々見直ししながら、自問自答を繰り返してみます。

 

そして、

好きな理由を書く
描写する
類語を増やす
別の表現を覚える
早打ち

これらを習得し、良い文章が書けるように努めていきたいです。

 

関連記事をいくつか紹介しますので、お好きな記事をどうぞ

長くなってしまいましたが、

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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