学年が1つ上がり、子供の周りでは塾へ行く子も増えてくる頃です。現在では、小学校や中学校でも塾へ通っている子供は多いですね。
中学3年生の通塾率データを調べると、平均して60%~70%位、多い地域だと、75%以上というデータを見かけます。
また、学校でも授業で分からないところは塾へ行くことを進める先生も多くなってきました。
もし、あなたの子供が
塾へ行きたい!
そう言ってきたら、親であるあなただったら
何と答えますか?
私だったら次の様に答えます。
みんなと同じ塾でいいの?
周りの友達が塾へ行き始めました。
学校の先生も分からないところは、自宅でよく復習して、それでもわからなかった時は、塾などで勉強してね。
そう言われると、素直な子供にとっては、塾へ行くことが当然のように感じてしまいます。はたして、本当にそうなのでしょうか?
そこを気づかせてあげるのも、親の役目だと私は思います。
そんな時に私が子供にかけた言葉は、
そう伝えると、子供は一瞬頭の中が真っ白になってしまったのかな?きっと怒られると思って身構えていたところに、もっと興味深い言葉が返ってきます。
きっと、 勉強=塾 という周りから受けた影響をリセットされたのでしょう。子供の発想は柔軟ですからね。
一瞬戸惑ってしまった子供に、違う方法を1つ提案してみました。
例えばこんな感じで。
塾に行きたい!
という気持ちよりも、何?違う方法って!?
と、新たな問いかけに興味津々です。
子供の気持ち/塾へ行きたい理由
友達もみんな行っているから。
それって、塾へ行きたい本当の理由でしょうか?
たぶん違うと私は思います。
子供としては、
あの人が行っているから、自分も行きたい。
友達と同じ塾へ行きたい。
塾へ行くと勉強が出来るようになる。
(そう先生が言っている)
だから、塾へ行きたい。
『塾へ行っている』という装飾品が欲しいのではないでしょうか?
塾で本当に勉強したいから行きたい。
という気持ちとは少し違うように感じます。
もちろん、本当に塾で今よりももっとたくさんお勉強したい。そういう子供もいらっしゃると思います。
ただ、うちの子はそんなことなく、出来れば楽して勉強を覚えたい。
塾という魔法にかけられたい。
そういう気持ちが見え隠れしているのを親としては察します。
憧れの人と同じような事をしたい
大人も同じだと思います。
例えば、平昌オリンピックで日本を沸かせてくれた
カーリング女子チーム
その女子チームが通称『もぐもぐタイム』の時に食べていた、フルーツやお菓子、これらをテレビで放送されると、たちまちお店への注文が殺到しました。
あの人達が美味しそうに食べてるから、私も食べてみたい!
あのお菓子を食べると、自分もオリンピックに参加している気持ちになれるかもしれない。
また、頑張ろう!
という気持ちが強くなるかもしれない。
受けとらえ方は様々ですが、あの人と同じことをしたい。
そういう気持ちは、子供に限らず大人だって同じことだと、私は思います。
子供から塾へ行きたい!に応える対処方法
○○の塾は高いから、ダメ!
そんなことを子供に言ってしまっては、余計に子供の『塾へ行きたい気持ち』を高めてしまいます。
そこで、先ほどの提案の続きです。
自宅だったら、好きな時に休憩できるし、好きな時にたくさん勉強することだって出来るからね!
それに、塾のみんなと同じことをやってて、みんな以上になれるかな?
仲良しで集まっちゃうと、集中してできるかな?
これから受験を向かえるに当たっては、みんながライバルだよ!
それだったら、まずみんなが塾へ行ってからの様子を、1~2ヵ月見届けてみようよ。もしそれでみんながそろって成績が良くなるようだったら、それからその塾へ行ってみようよ。
そう伝えると、意外と子供は素直に
という気持ちだったことに気が付いてくれました。
今回私がとった方法は『塾へ行きたい!』という動機を少し冷静に気が付いてくれるように別の方法を持ちかけました。
さらに、『タブレット』という時代に合ったことを提案してみました。
タブレットって、子供から見ると、大人が使っているイメージが強いですからね。
子供に逃げ道をちゃんと作ってあげよう
タブレット式の通信教育の場合、○○ちゃん(あなたの子供)がきちんとお勉強出来るのだったら、そのタブレットで少し遊んでもいいよ。
でも、たまにはそのタブレット、お母さん(お父さん)にも使わせてね!
そう伝えると、さっきまでは、友達が通っている塾へ行きたい!と思っていた気持ちが、まるで嘘のように『わかった!』と変わってしまうことだってあります。
でも、友達があの塾で成績が凄くよくなったら、僕(私)もそこ行くからね!
そう子供が言ってきた時は、
と、安心感を持たせてあげましょう。
子供の塾へ行きたい気持ちに対するまとめ
現在は小学生でもスマートフォンを持っているお子さんもいらっしゃいます。
また、中学生になると、半分以上の子が自分用のスマートフォンを持っている学校もある。というのが現状です。
しかし、そのスマートフォンで実際にどの様な事をしてますか?
ラインやメール、インターネットやゲーム
ほとんどがそのような使い方ではないでしょうか?
そういう時代だからこそ、時代の流れに沿った勉強方法を取り入れるのも、ありかもしれませんね。
実際にうちの子も一年前に、タブレットを使った通信教育をやっていました。
その成果は?というと、すごく成績が良くなった!
というと、言い過ぎですが、気が向いた時にやる程度でも、復習には結構貢献してくれたと親ながら感じています。
一年契約で辞めてしまいましたが、辞めてしまう前に問題とその回答・解説はPDFファイルになっているので、全てダウンロードしちゃいました。
またわからなくなった時は復習用として、たまに活用出来るからです。
実際に参考書を何冊も買うより、安く済ませるしね。
『塾代が高いから』そう思っても、それを子供に言う前に一呼吸おいてみましょう。
子供は親からどのような言葉を待っているのだろう?
一歩踏み留まって考えてみると、
自分の意思を認めてもらいたい。それが、本当の気持ちなのかな?そう思います。
親としても、通塾となると結構な出費になりますからね。
育ち盛りの子供を持つ親の悩みに少しでも、役に立てら幸いです。
同じ子供を持つ親として。
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