会社勤めも5年、8年、それ以上が経ち、時々頭の中で「転職」という言葉がよぎります。仕事の内容はだいぶ覚えてきました。人間関係も、それほど悪くはありません。
でも・・・
何か物足りない。
お給料が伴わない。
次への挑戦!
「転職」という言葉が一度、頭の中によぎると、他の会社へ興味も湧いてくると思います。
今回は、転職をしたくなったけどなかなか行動できない人へ「円満退社で、転職した方法」と、「その後の現実」を伝えたいと思います。
ごく普通の中小企業からごく普通の中小企業への転職内容の記事で、私の体験談です。
決しこれで大手企業へ入って正解でした!なんて記事ではありません。
円満退社の準備
現在、勤め先での関係はうまく行ってますか?
円満退社する為には、その前にある程度あなたと会社の関係を築き上げておく必要があります。
あなたはすでに勤め先での立場、もしくは人間関係で有効な関係が築き上げてると思います。
だからこの記事へ訪問してくれたのだと、思います。
そして、無事に円満退社する為には、辞める前日まで、今の会社の業務をがんばりましょう!
関係ないや。
くれぐれも、このような態度を取ったり、口に出してしまったりは、禁物です。たとえ心の中で思っていても表面に出すのはやめておきましょう。
少なくとも、今まであなたの生活を支えてくれて、あなたの存在を必要としてくれてた会社ですので、最後まで感謝の気持ちで、恩返しのつもりで努めましょう。
その気持ちが、円満退社のポイントです。
最後まで、勤めるというよりは、
努める気持ちが大切です。
転職求人の調査
転職を心の中で決めたら、早速行動開始です。
求人広告やフリーペーパー?
ハローワーク?
求人サイト?
知人の紹介?
転職先の見つけ方は、たくさんあります。
ここで、円満退社する為には、気を付けなければならない事があります。それは、勤め先の人達に悟られ無いことです。
悟られてしまうと、辞めるまでの間、そういう視線を浴びる可能性があります。そして、転職後もあの時の視線が、心の迷いとして、残ってしまわない為です。
ハローワークへ登録の体験談
地元求人に圧倒的に強いのはやっぱりハローワークです。しかし、ハローワークの窓口はほとんどの場合、平日しか開いていません。
地域によっては、第2や第4土曜日にやっているというところもありますが、対応してくれる窓口の人も少ないので、出来るだけ有給休暇を使ったりして、平日に行きましょう。
ハローワークの転職相談では、はじめにいくつか聞かれることがあります。
- 氏名や住所
- 現在の職業先での待遇
- 転職理由
- 探したい業種や勤め先
大きく分けるとこれくらいです。
現職の状況は、任意なので話せるまでの内容で平気です。
登録すると、「ハローワークカード」というものを発行してもらえます。これがあると、ネット環境があるところで、いつでもハローワークに登録されている求人を見ることが出来ます。
もちろん、ハローワーク内の端末で検索や印刷をする事ができ、気になる求人があったら印刷して、窓口へ相談しに行きます。(印刷しなくても、企業名がわかればOKです)
相談内容
まずは、ハローワーク受付の人と、なぜそこの会社が気になったのか、お話します。
窓口の方は、そこの会社へ現在ハローワークの紹介で申し込みしている人が何人いるか、まだ求人を続けているか、教えてくれます。
あなたと企業の求める求人の内容がおおむね一致するようでしたら、その場で会社へ電話してくれます。
「現在求職希望者がきてますので、今も引き続き募集してますか?」
あと、応募する時はどの様にすればいいですか?
こんな感じです。
ほとんどの場合、履歴書と職務経歴書、紹介状を送って下さい。
となり、会社へ届いてから書類選考をして頂き、あとはタイミングでその後へ続きます。
だいたいは、今度面接しましょう!
日時はいつがいいですか?
といった感じの連絡が届きます。
その後は、マッチング具合で、採用か見送りになるかは会社とあなた次第です。
転職サイト登録の体験談
最近では、転職サイトもたくさん見かけます。
私は超大手の転職サイトへ登録したことがあります。
登録は全てインターネット上ですので、勤め先を休んだりする必要もなく、仕事から帰って、夜にパソコンやスマホで登録する事が出きます。
登録内容は、
- 氏名と住所
- 現在の就職先(任意)
- 現在のお給料と福利厚生
- 転職したい理由
- 希望とする業種
- 希望とする賃金と福利厚生関係
- 自己アピール文
- 電子履歴書
といった感じです。
これらを転職サイトの専門フォームから入力していき、それを見た転職サイト側のエージェントと呼ばれてる、担当者からメール連絡がきます。
メールの内容は、一度お会いして、詳細のお話しをしましょう。
日時は、ほぼこちらの要望が通ります。
転職と言うことを考慮して、私の場合は、土曜日の夜7時からという時間でセッティングしてくれました。
転職サイト側の人と話した内容
まずは、自己紹介からです。
すでにインターネット上の登録サイトフォームから、ある程度の情報を入力してあるので、概要はすでに伝わっています。
実際にお会いして話した内容は、
- 本人確認(免許証持参など)
- どの様な人なのか人間性
- お互いの親近感を持つ為
- より具体的な情報
このくらいでしたね。
親近感を持つ為として、雑談も30分くらい話してたと思います。
ちょっとびっくりしたのは、担当者と初めての打ち合わせだったのですが、登録した内容で、適してそうな案件をいくつか持って来てくれました。
紹介してくれた求人は、求人広告などではまだ公表されていない。これからも公開はされないであろう案件です。
私の場合は、勤務先が遠くなってしまうので、その時紹介してくれた案件は、お断りしてしまいましたが、求人広告やネット上で流れている求人では見かけない、高待遇(金銭面)な案件だったのを覚えています。
そう、これすごいな!と思ったのは、気遣いでしたね。
あらゆる状況?を想定してなのか、これからの連絡先は個人のメールか電話番号の方へ連絡させて頂きます。
ご家族は、転職希望のことご存知なのですか?
そう言った心遣いがあり、さすがだな!と思いました。
その時に担当してくださった方も、過去に3回転職経験があり、現在の転職サイト企業へお勤めなので、転職したい側の気持ちをとても理解してくれてたことは、今でも忘れません。
また、転職求人を探してたところ、その転職支援企業へ就職してしまう方も、けっこう多いということも教えてくれました。
参考までに転職サイトをいくつか載せておきます。
転職希望先の面接で聞かれたこと
これは、業種によって全く違うでしょうから、参考になるかはわかりません。
ただ、今まで転職と言うかたちで、面接を受けたのは、4社しか経験がありませんが、共通して聞かれた質問があります。
それは、昨年の年収と、転職理由です。
この質問の時は、4社共に鋭い眼差しで、私の話しを聞いてくれてたのは、凄く印象に残ってます。
あと、もう一つ、大切な質問が、ありました。
それは、円満退社できるのかどうかです。
後から知ったことですが、円満退職者とそうではない人では、転職先での離職率に大きく違いがあるからだそうです。
転職求人側企業が、どちらの人材を希望としているかは、私が言うまでもないと思います。
転職する覚悟
少し会社で、嫌な思いをした。
あの人とは一緒に仕事をしたくない。
急な転勤が嫌だから。
これらが転職する大きな理由だった場合は、申し訳ありません。次も長続きしないと思います。
向上を目指した転職にはならないでしょう。
きっと、全く違う道があるかもしれません。
転職後の新天地では、新人です。
自分よりもはるかに若い人よりも、新人です。
早くて1ヶ月、一般的には半年~1年間は、今までの経験や立場をこらえる。
言い方を変えると、耐える必要性があります。
必ずというと、そうではないかもしれませんが、私と周りの転職経験者は、みな、初めは理不尽な経験が多い。
そう言っていますし、私も痛感しております。
転職して良かったこと
私の場合は、大学卒業後10年と10ヵ月ずっと同じ会社へ勤めていました。言って見れは、仕事(製造業)は、そういうものなんだ。
そう思って仕事をしてきましたが、初めて転職した時、同じ製造業でしたがものの作り方の見え方が違って見えてきました。
また、一緒に働く仲間の人間性も違い、新しい交流が増えました。
そしてなにより、お給料が増えました。
お給料については、社会情勢の影響が大きく、10年以上勤めていた会社の需要が減り、転職先の需要は増えていたからです。
一言でいうと、
時代の流れです。
お給料については、業界の需要と供給をみて転職を決めたので、単純に転職したから「増えました」というわけではありません。
過去に2回退社した会社は、どちらも円満退職だったので、現在もその時に築き上げた取引先ともお仕事をしてます。
また、退職した2つの会社とも、現在の会社では新規の取引先として時々お仕事をもらったり、外注としてお願いしたりしています。
もし、喧嘩分かれ的な退職だったら、その様な繋がりが持てなかったのは言うまでもありません。
転職時に失敗したこと
これは、2回目の転職時に「失敗した!」と気が付いたことです。
私にとって2回目の転職は、1回目より慣れていたこともあり、求職情報を集めるのもスムーズにいったのですが、失敗は面接の時です。
やはり、一昨年の年収と福利厚生を面接の時に話しました。
もちろん、転職理由も聞かれます。
理由については、円満退社だったのか、喧嘩別れ的だったのかです。
当然円満退社だったことは伝えたのですが、
面接で失敗したと分かったのは、一昨年の年収です。
これって、納税所や源泉徴収票を提出ということは無いのですが、正直に答えてしまったのです。
たぶん、初めての転職経験がある人だったら正直に伝えることでしょう。しかし、この時伝えた年収を基準に自分を採用するかしないかの判断材料にされているのです。
簡単にいうと、一昨年の年収をプラス50万円くらいに言っておくと、それをベースに考えてくれます。プラス100万円やマイナス50万円でも同じことです。
その結果、転職して一年目のお給料は、前職の年収とさほど変わらない状態だったのです。もちろん、2年目からは、昇給などもありますが、スタート時点の基本給が違えば、2年後も違います。
ここが、私が転職した時の失敗です。
転職先の面接時には、少し多めの年収を伝えておく。
(極端な額だと、不採用になる可能性が高いですが)
円満退社で転職した方法のまとめ
円満退職する為には、
- 転職活動していることを一切話さない。
- 会社を辞める前日、もしくは当日まで精一杯お仕事を務める。
私の場合、この二つだけを心掛けていただけです。
それだけで、転職先でも今まで以上に自分のやりたいことが出来たり、思わぬ繋がりが持てた結果、新天地でも重宝されるようになりました。
ただ、面接時のお給料面では、交渉時少し失敗だったと思っています。次に転職することは、今のところ考えていません。
是非、転職をお考えの方へ
円満退職をお勧めします。
最後まで読んで頂き有難うございました。
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