突然の廃業で失業までタイムリミット始動、さぁどうする?

もし自分の勤め先が急に廃業や倒産することになってしまったら、どうしますか?

この記事では、実話を元に間もなく失業者になってしまう当事者Aさんの心境と、Aさんが客観的に見て感じた周りの様子を書いてます。

フィクションと思って読むもよし。

明日は我が身と思って、真剣に捉えてもらっても構いません。

 

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廃業になる前触れ

Aさんの会社が廃業に追い込まれてしまったのは、紛れもなくコロナ禍による業績悪化の為です。

と、言いたいところですが、

たぶん違います。

 

コロナだから仕方ない。

そう言って社員はみな、甘えていた時からすでに廃業へのカウントダウンは始まっていたのかもしれません。

 

実際に当事者Aさんの知り合いで、同じような物作りをやっている同業社では2ヵ月、3ヵ月先まで予定が一杯で、当面は新規の案件(仕事依頼)を全て断っている。

という会社が3社もあります。

偶然声をかけた3社が全てそうでした。

 

もちろん、そうではない会社もあると思いますが、3社に声をかけて3社とも同じように仕事が忙しいと言ってたので、これ以上の声掛けは辞めました。

自分がみじめになるだけですからね。

いきになり厳しい現実を突き付けられてしまいましたが、今から何をいっても後の祭りです。

 

当事者Aさんと同じなのかは分かりませんが、コロナ禍の影響で職を失ってしまった人は、きっと少なくはないと思います。

  • コロナ感染が収束すれば…
  • 緊急事態宣言が無くなれば…

そう思って会社も従業員も頑張っていたはずです。

 

ところが、緊急事態宣言が解除されてもかつてのような活気は戻ってきません。

会社としては、国や県からの助成金が全て終わり、完全に利益を出して会社を回して行かなければなりません。

ところが、約1年半続いたコロナ不景気の傷は、

治癒する間もなく

運営費として、一気に追い打ちをかけてきます。

 

従業員は、水を得た魚のように駆け回るわけでもなく、仕事がほぼ無い状態から、

なかなか抜け出せません。

 

一旦楽を知ってしまうと、自ら荒波に飛び込もうとする人は、なかなかいませんよね。

そうしている間に…

遂に来てしまった会社からの通達。

 

今更慌ててもしかたないでしょ!

突然の通達に、

  • 言葉を無くす人
  • 食事も喉が通らず、落ち込む人
  • 会社経営側に文句を言う人
  • 愚痴を言い合ってる人
  • 家族に伝えられない人
  • 社員同士顔を合わせないように、避けるような行動をとる人

ほぼ全員から暗い空気が漂っています。

 

そんな中、Aさんは1人前向きに考えていました。

今更慌ててもしかたないでしょ!

こうなってしまったのは、経営者が悪いとか、営業がだらしないとか、そういうのじゃなく、みんなで危機を乗り越える為の行動をとらなかったからだよ。

そう思い、同僚達にも話しました。

 

しかし、ここでも意見は二手に分かれます。

  1. 自分たちは悪くない!経営者が悪いんだから、早く失業保険を貰えるようにしろ!
  2. 今から何を言っても仕方がないので、早く次を探そう!

このような感じで意見が分かれましたが、会社から廃業の通達を受けて、2か月後に笑顔をしていたのは紛れもなく後者の人達です。

現状を自分の中できちんと受け止めるまでには、当然個人差があります。

そして、受け止めるまでの時間が少なかった人ほど早く次の職を見つけるのが早かったようにも感じます。

 

今回詳しく教えてくれてた当事者Aさんも、結構早い段階で現状を飲み込みました。そして、今までよりもよりステップアップしたステージ(会社)へ身をおくことに成功しました。

 

そして、会社からの発表から1ヵ月以上が経ってもまだ文句を言っている人達はというと、言うまでもありませんね。

せっかく会社からの好意で紹介してくれた会社へ申し込みはするけれど、当然のように受け入れてもらえません。

きっと態度がそのまま出ていたのでしょう…

 

この時、Aさんがすごく気にしていたのは、会社へ文句を言っている人達ではなく、社員全体の責任であることは受止めているものの、なかなか気持ちを切り替えられない人達です。

見るからに負のオーラを出している人達です。

そんな人達にたいして、伝えたいこと。

あなた一人が悪いんじゃないよ!もう割り切って、前を向いていこうよ!

 

もしあなたがコロナ渦で職を失い、落ち込んでいるのでしたら、早く気持ちを切り替えていきましょう。無理にでも前向きな気持ちにしていくと、行動やあなた自身の雰囲気も変わっていくと思います。

Aさんは、強くそう伝えたいと言っていました。

 

会社都合で失業した時は素早い行動が功を制す!?

ここかからは、会社都合で失業になってしまった時の素早い行動は、たくさんのメリットがあることについて紹介します。

その前に、自己都合と会社都合の違いついて簡単に紹介します。

 

自己都合で退職の場合

自己都合の場合、会社と個人の間で何らかの理由(賃金・待遇・不祥事・etc)があって会社を辞めることになりますので、一般的に印象は良くありません。

そんな時は、実際の事情をある程度伏せて、もっと高いところを目指したい為!という感じで次の職場へ応募していきます。

なので、自己都合の場合は退職日を迎える前から動き出していった方が次は決まりやすい傾向があります。

また、受入側では

「この人は何かあって前職を辞めるのかな?それとも本当に上を目指したいのかな?」

という気持ちを探りながら採用の判断をしていきます。

 

会社都合で退職の場合

会社都合の場合は個人の非を疑うというよりも、日本人的な同情する気持ちが働く可能性もあります。

特に同業者だったり、取引関係にあった会社の場合は特にそのような傾向があります。

また、異業種でも自社へ新しい風を取り入れる気持ちで前向きに考えてくれたりすることもあります。

 

これらの理由から、会社都合での退職の方が比較的早く次の職へ就きやすいので、同情する気持ちを持ってもらえるうちに早めの行動をとっていきましょう。

 

すこし休職期間を取ってからの転職活動の場合

また、中には少し何もしないで気持ちをリセットとリフレッシュしてから転職活動をしよう!という人もいると思います。

この時は、空白の期間で何をしてたのか?

何のための休職期間を取ったのかを次の職探しの時はきちんと説明するようにしておきましょう。

例えば、

  • 資格の勉強をして資格を取った
  • 何らかのスキルを付ける為の勉強をしていた
  • ボランティア活動で社会貢献をしていた
  • 他業界の研究やリサーチをしていた
  • 家業の手伝いをしていた

など。

何の目的もなく、退職金と失業保険を貰ってのんびり過ごしていた。というのは、実際にそうであっても言わない方が無難だと思います。

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会社都合で退職の時は最大限コネを活用しよう

次は、会社都合で失業してしまう時は、会社へ対する文句をいうより最大限コネを活用していくほうが賢明な例を紹介します。

当事者Aさんは、もともとこの会社へは転職で入ってきました。

過去にも数回転職経験があるので、初めての転職の人達よりは慣れていたのかもしれませんね。

 

例えば、社内の営業の人へ関連企業(お客様や外注先などの取引先)の紹介はないか、相談してみるのも早く次を見つける方法の一つだと思います。

営業を通じて会社のことはすでに知っているので、全く知らないところへ飛び込んでいくよりも数倍確率は高くなります。

 

例えば転職サイトなどで申し込む場合、

  • 履歴書
  • 職務経歴書
  • 転職サイトとの面談

ほとんどの場合この3つの内容から、自分の価値を評価してもらい会社を紹介してもらいます。

しかしたったこれだけの情報と、今までお付き合いしてた会社への紹介となると情報量は明らかに違います。

また、紹介してくれる人の人柄にもより、この人がオススメする人だったらきっと安心できそうだ。という感情も働くことはゼロではないはずです。

 

実際にAさんは、突然の失業を伝えた3社のうち、2社からAさん自身や同じ職場でだれか1~2人くらいだったらうちに受けに来てみない?

と声をかけられたそうです。

 

この様な話しになると、冒頭で紹介した、

『自分たちは悪くない!経営者が悪いんだから、早く失業保険を貰えるようにしろ!』

と言ってた人達は、当然薦めたくありませんね。

文句を言っていた人達は自らチャンスを逃してしまっているようなもんです。

 

また、Aさんは知り合いで声をかけてくれた2社とは別で、社内の営業との繋がりで、よりやりたい仕事の会社へ身を移すことに決まりました。

たぶん全くのゼロから申し込んだら、書類審査も通らないような会社ですが、コネの力を借りたおかげで入社できたと言ってました。

 

ちなみにこのAさんは、複数の転職サイトへ申し込みましたが、書類審査はほとんど通りませんでした。

ところが、次の職場が決まった後に、数社から書類審査通過の連絡を貰いました。

しかし、それらの会社よりコネで紹介してもらった会社の方が条件がはるかに良かったので、全て断り、複数の転職サイトから退会したそうです。

 

離職から2週間以内に転職を決めた人達

Aさんが勤めていた会社では、社員全員退職となった日から2週間以内に次の職を見つけた人の割合は、およそ40%です。

その中でコネを活用して転職へ結び付けた人は87%です。いかにコネを使った転職が有利なのか分かると思います。

 

また、2週間ではまだ内定をもらっていない人でも、前向きに動いている人達は書類審査が通ったり、面接後の結果待ちという人がほとんどです。

逆に、まだ会社へ文句の気持ちでいっぱいの人達は、ハローワークへの手続きも済ましてない人が何人もいるそうです。

 

まとめ

今回は突然の廃業で失業してしまったAさんの体験談をもとに、次の転職を早く決める為には、

  • 気持ちを切り替えて早く次の行動へ移したほうがいいよ!
  • 使えるコネは最大限活用して、ステップアップしていこう!

ということを紹介してきました。

Aさんの場合は会社が突然の廃業といっても、まだ恵まれていたのかもしれません。

中には出勤したら突然、一枚の紙切れが貼ってあった。という人もいるかもしれません。

しかし、そんな時でも常に前向きに考えていけば、きっと良い風が吹いてきてくれると私は思っております。

 

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