バレンタインの日、あなたの会社ではチョコを渡したり、もらったり。その様な社風はありますか?はたまた、給湯室や屋上でコッソリ♪♪♪
それとも、仕事帰りにどこかで待ち合わせ?
今回は、まさかの『 逆バレンタイン』で、女性の心をつかんでしまった心温まるお話です。
ちなみに海外のバレンタインは、男性から女性へチョコレートを渡すのが一般的で、女性から男性へ渡すチョコレートは、どうやら製菓メーカーが仕掛けた日本独特の文化のようです。
若いながらもグローバル誠心旺盛な若手男性社員のお話を、
どうぞご賞味下さい。
チョコをおねだりする可愛らしい後輩
会社の同じ部署で、新卒2年目の8歳年下の彼はまだ24歳です。
やっと新人というレッテルがはがれて来ましたが、仕事ではまだまだ新人さんです。でも、なぜか憎めないんですよね。
いつも、何かあると絡んできて、それがまた甘え上手な後輩なのです。
部署内や部署を超えても男女共に人気があり、可愛がられています。私もその甘え上手な男性社員をつい可愛がってしまいます。
そう、彼は男性というより、男の子と言った方が彼らしいかもしれません。
『彼に聞こえたら、怒られちゃうかもしれませんけれどね!』
彼は、甘え上手なんだけど、とても気遣いがある男性で、異性とかそういうのは抜きにして、彼の人間性?彼の性格は人として、とても好きでした。
そんな彼からバレンタインの2週間くらい前に、
『チョコレート欲しいな』
とお昼休みや誰もいない廊下ですれ違った時に言われました。
きっと、他の子にも言ってるんだろうな。
と思うのと、いつもの「おふざけだろう!」と思い、
『そんなことより、あの資料出来てるの!?』
そう言って彼に言葉を返すと、
と憎めない笑顔をしながら走って行ってしまいます。
そんな彼なのですが、先日の昼休みにまた
『チョコレート欲しいな』
そういうことを言ってきたので、また同じ様に軽くかわそうとすると・・・
『僕だけに藤田さん(仮名)からのバレンタインが欲しいんです!』
と真剣な顔で言われました。
『えっ!?・・・』
普段みせない真剣な顔だったので、動揺を隠せないのと一緒にドキドキしてしまいました。
バレンタイン当日まで迷ったチョコ
彼が先日、私に言ってきた言葉
『僕だけの藤田さん(仮名)からのバレンタインが欲しいんです!』
特別な意味では言ってないにしても、その言葉に内心とてもドキドキしました。でも、人なつっこい彼のことだから、そんな事も皆に言っているんだろうし、逆に私の勘違いだとしたら恥ずかしいし・・・
バレンタインを彼へ個別であげるかどうか悩みました。
私の会社では、バレンタインの日は女性社員がみんなで男性社員のところを回って配る風潮があります。
そんなこともあるので、みんなで回った時に一緒に渡す。と言うか、配るか、それともやっぱり個別で渡した方がいいのか直前まで迷います。
その為、バレンタインの日が来るまではずっとふわふわした気持ちでいて、ネットでもバレンタインの年下へのプレゼントは何がいいかリサーチもしました。
結局、どうしていいかわからず。
でも日頃の感謝の気持ちを伝えられるように、ちょっと高級店のチョコレートを購入して準備しました。
しかし、当日が来ても本当に渡すかどうか、個別で渡したらいいのか。それともみんなと一緒に渡すか、すっごく迷っていました。
逆に、チョコを渡して『真に受けたんだ』と引かれたり、「藤田さん(仮名)からのバレンタインが欲しい」と言ったことを忘れてたら恥ずかしい気持ちで、どうしても渡す事が出来ません
何年ぶりかのドキドキバレンタイン
バレンタイン当日、会社での恒例行事が始まります。
部署の女子社員全員から男性社員の方へ恒例のチョコレートを配りです。
彼には、他の子がチョコを配りましたが、いつも通り可愛い笑顔で
と女子皆にお礼を言いに来てくれました。
と、その時です。
私の所にも来たので、ごく自然にチョコを渡そうかと思った時です。
と言われました。
私は、チャンス!と思い、とっさに手提げバックの中へ先日購入したチョコを忍ばせて、されげなく渡せるようにテラスへ向かいます。
すると、
と、突然紙袋を渡されます。
中を見ると可愛いクマのちぎりパンが入ってました。
とのことでした。
手作りでわざわざ作ってくれたのが、すごい驚きです!!
私も急いでチョコレートを渡すと
と、とびっきりの笑顔を見せてくれたのを覚えています。
本当に用意しといて、渡せてよかった。
やっと肩の力が抜けました。
そんなことも、今となっては
何年かぶりにドキドキしたバレンタインのいい思い出になりました。
逆バレンタインのまとめ
ちょっと心温まる男性社員のお話はいかがでしたか?
今回は以前の同僚、藤田さん(仮名)から教えてもらった若手男性社員のお話しでした。
バレンタインというと、女性が男性へ告白の為や義理としてチョコを渡すイメージがありますが、最近の若者ではそうでもないようですね。
私の場合は、毎年娘が友達用バレンタインチョコを作って、そのおこぼれを貰っていたので、今回は娘に逆バレンタインを仕掛けてみようかな?
なんて思ってしまったのは、ここだけの秘密です。
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