大腸CT検査って何するの?『便潜血の原因』って大腸CT検査を受けと分かるの?料金は一体いくらかかるの?保険は適用される?
私は、先日受けた人間ドックの検査結果で『便潜血の疑い有り』という結果を受け取りました。そして、大腸CT検査を受けることにしました。
私にとって大腸の検査は初体験、ところで大腸の検査って何をするの?内視鏡とかやるのかな??
不安ばかりが高まります。
自分の体は健康が自慢だっただけに、便潜血と人間ドックの検査でD2判定(要精密検査)いう文字が更なる不安で、頭の中は一杯です。
そこで、
を記事にします。
大腸CT検査の方法が気になる人は参考にして下さい。
ホントビックリ!
お尻にホースを突っ込んで、ガスを入れて…
詳細は、記事内で詳しく紹介してきます。
便秘がひどい人も、検査前の飲み物で数日間溜まってた便が、全て出し切れると思いますよ。
大腸CT検査とは?
正式な検査名称は
『CT仮想内視鏡大腸検査』
と言う名称のようです。漢字をみると、何をするのかだいたい想像がつきますね。
字の通りで、大腸に対してX線撮影を行います。
撮影したCT画像から仮想空間をコンピューター処理で立体化させて、あたかも内視鏡で見ているかの様に、パソコン画面とマウス操作で確認が出来る。という検査方法です。
大腸CT検査が何かは分かりました。
でも気になるのは
何をするのかです!
では、実際に大腸CT検査が何をしたのか、説明していきます。
大腸CT検査って何するの?
簡単に説明すると、
- 大腸の中を空っぽにします
- 二酸化炭素で大腸を膨らませます
- X線撮影をします
実施する項目は以上です。
後日、X線撮影した画像を元に3D化された画像を先生と一緒みます。
そして、説明を受けます。
内容によっては、その後の対応(手術?)へと移ります。
大腸CT検査をすると何がわかる?
X線画像からコンピューター処理で立体的映像にして、大腸の中の状態を確認する事が出来ます。
非常に分かりやすいテレビCMを見かけましたので、こんなイメージです。
『医療用3D解析技術』
引用元:富士フイルム企業動画
私が受けた大腸CT検査の撮影画像では、ここまで鮮明ではありませんでしたが、きっと数年も経たないうちに同じような鮮明画像になるのではないでしょうか。
このように、3Dの立体映像化して
『便潜血反応』の原因をみつけること
が、大腸CT検査の目的です。
簡単にいうと「ウンチ」の中に血液の反応がありました。この原因は、大腸の中でなにか炎症やポリープ、ひょっとすると大腸ガンなどが原因で、腸内で出血した可能性があります。
その原因を見つけるために、CT画像から作られた仮想空間をパソコン上で確認しましょう。という内容です。
早期発見、早期治療(医療行為)をするための調査が目的です。
かかり付け医の先生から説明をそう説明を受けました。
また、人間ドックの結果により、大腸CT検査を受けることになりましたので、これは医療行為にあたります。つまり、保険対象となります。
実際にかかった費用は、この先で紹介してます。
大腸CT検査のメリット
身体の負担が内視鏡と比べて少ない。
内視鏡のような異物を体内へ入れることは無く、撮影にかかる時間も短いので、だいたい5分くらいです。
大腸CT検査のデメリット
今のところ特に見当たりませんが、しいて言うならX線をあびると言ったことです。
しかし、X線と言っても骨折してレントゲン撮影するのと、ほとんど変わらない感じなのと、放射線照射時間も少ないので、身体への負担はほとんどありません。
お医者さんの説明では、そのように説明してくれました。
大腸CT画像撮影までのスケジュール
まずは、予約をします。
私の場合は、掛かり付け医のところですぐに決まりました。
予約方法の詳細は別の記事
をご覧ください。
大腸CT検査の前処理!予約時に受け取る薬品
まず、大腸CT検査の予約をすると、その時に2つの薬品を受け取ります。
- コロンフォート25% 3つ
- マグコロール 1つ
という2つの液体薬品です。
コロンフォート内用懸濁液25%とは、簡単に言うとバリウムです。
「1本32mlのうち、日局硫酸バリウム8g含有」と書いてあります。つまり、全体32mlのうち8mlがそのバリウム、残り24mlは精製水で、その割合が25%だから、コロンフォート内用懸濁液25%です。これを3本受け取ります。
つづいて、マグコロールですが、こちらの成分は本品250ml中クエン酸マグネシウム34gと書いて有ります。他は何も書いてありません。お医者の先生によると、『下剤』と言うことがわかりました。
受け取った2種類の薬品を簡単に言うと、
と言うことがわかりました。
大腸CT撮影に向けて食事の準備
先ほどの2種類の薬品を服用する前に、注意事項がいくつかあります。
それは、食事についてです。以下のようなスケジュールで、薬品を服用して行きます。
CT撮影日2日前の夜から服用開始!
- 撮影2日前の夕食 ⇒ 低残渣食(素うどん、白がゆ)
- 撮影前日の朝食 ⇒ 低残渣食後、すぐにコロンフォート内服
- 撮影前日の昼食 ⇒ 低残渣食後、すぐにコロンフォート内服
- 撮影前日の午後2時 ⇒ 200cc以上の水か、お茶
- 撮影前日の午後6時 ⇒ 低残渣食後、すぐにコロンフォート内服
- 撮影前日の午後7時 ⇒ マグコロール(下剤)を1時間以上かけてゆっくりと服用(よく振ってから)
- 撮影当日 ⇒ 食事禁止、ただし服薬用の飲水と脱水にならない程度の少量の飲水ならOKです。
個人的な感想ですが、食事制限期間は、常にお腹が空いていました。
ここ、注意です!
表現しづらい程、大変でした。
全て出しきった!
と言う感覚です。
マグコロールを服用した後は、外出できませんね!
<<関連記事>>
大腸CT撮影当日
お腹が空いて、喉も乾き元気がない姿が自分でもよく分かります。私の場合、体脂肪が少ないの(6~7%)が関係あるのか、早く検査を終えて、ご飯を食べたいです!
早速、紹介してもらった撮影機関へ到着です。
「9時20分に予約してた○○ですが・・・」
さすが早い!
予約をして、紹介状を渡すと、すぐに対応してくれます。(3階建ての大きめな検査機関でした)
軽く説明を受けながら、こちらでお着替えをして、そこの椅子で座って待っていて下さい。手慣れたものです。
とりあえず検査服へ着替えることに。
当り前ですよね!(*´Д`)大腸検査ですから。
まるでシッポを出せるようなパンツと、撮影衣に着替えます。
お尻のところが大きく開くようになってます。
撮影衣といっても普通の入院時の浴衣のようなものです。
着替えて、X線撮影室前の椅子に座って待つこと1~2分。。。
では、どうぞ~
いよいよです!
ではこちらで横向きになって下さい。
このような感じの結構大がかりな機械にセットされているベットへ横になります。
ちょっと、二酸化炭素ガスを注入します。
いきなりですか!?
そうです!(先生)
と、説明を受けながら、すでに肛門に少しだけチューブを入れられて、そこからガスを注入され始めました。
その後、そのチューブが抜けないように先端が風船のように少し膨らむ構造になっているそうです。
すごく手際がいい先生だったので、説明を受けながら、すでに私の大腸の中にはガスを注入されています!
きっと、いろいろと説明を聞いてると、大がかりな装置やらX線撮影と、くらい部屋の為、不安になる方もいるからでしょう。
不安を感じる間も無いくらいに手際よく作業をしてくれました。
次に待っている方も居ますし、早く撮影を済ませて、空腹と渇いた喉にうるおいを取れる様にしてくれる為かもしれません。
ちなみに私の時は、大腸診察25年というベテランのダンディーな男性の先生でした。
大腸へ二酸化炭素ガスを入れられている時は、お腹がちょっと痛かったです。
感覚でいうと、急にお腹を下してどうしてもトイレへ行きたい!
しかし、既に誰かが入っていて、それをまだか、まだか!
と待っているような状態の3分間でした。
そう、CT撮影は3分くらいで終わってしまいました。
当初の説明(5分くらい)よりも短く終わりました。
3分間で、2方向からそれぞれ約500枚のCT撮影をしてます。と、先生は言ってました。
ちなみに、注入されたガスは、撮影を終えるとチューブから出ていき、体内へ残っているガスも、自然と体内へ吸収されてしまい、害はないようです。
しかし、多少はオナラとしてガスがでました。
大腸CT検査の料金は保険適用されました
無事にX線撮影を終えて、着替えたらさっそく支払いです。
結局のところ、大腸CT撮影で必要だった費用は
8,290円でした。
これも、予約をした時の町医者の先生から教えてもらっていた金額とほとんど同じです。
町医者の先生の紹介なので、完全なる医療行為になります。
そのため、保険適用の金額です。
社会保険なので、3割負担で出来たので一安心です。
この費用には、
- CT撮影前の薬品
- X線(CT)撮影
- 撮影した画像を3D立体化画像処理
の3つの作業が含まれています。
大腸CT検査にかかった時間
実際に、大腸CT検査の専門機関へ行って、
受付から支払いまでにかかった時間は30分もかかっていません。
30分の中には、撮影前の着替え、撮影後の着替え、トイレ1回も含まれての時間です。
予想以上に、すぐに終わり一安心してお腹を満たすことにします。
大腸CT検査、撮影結果は?
気になる、大腸CT検査の結果ですが、それは撮影から2週間以降に予約した時にお世話になった町医者で診断してもらうことになります。
つまり、予約をした病院です。
結果が届くのに2週間かかるので、それ以降に再度○○内科クリニックへ行って下さい。
と会計時に説明を受けます。
2週間後、再度○○内科クリニック(町医者)へ行き、
○○さん、中へお入り下さい。
そして、先生が画面のなかで私の大腸を3D化した画像をグルグル見てます。
ん~・・・・・
私も一緒にその3D画像を見させてもらったのですが、まるでゲームの様な感じです。ロールプレイングゲームで、明るい洞窟の中にある宝箱を探しているような感じです。
前へ進んだり、後ろへ下がったり、上を見たり、下をみたり、右向きに一回転してみたり。ホントにゲームの画面の様な感じです。
これで、もしポリープやがん腫瘍などがあると、ポッコリと突起物があるので、すぐわかるんですって!
と先生は教えてくれます。
そのように、先生と話しながら画像を見ていると…
一つだけ、あれ?
ってのを見つけてしまいました!
(”Д”)!
しかし、先生は、あっ これは残留物(ウ〇チ)ですね。
と、あっさり即答です。
そして一安心です。
では、便に潜血反応って何だったんだ?
気になったので先生に聞いてみます。
いやいや、自覚症状はありません。
では何だったんでしょう?
気になることが一つだけあります。
それは、
そのことを先生に伝えると、
その説明で私の不安な気持ちは吹き飛びました。
<<関連記事>>
大腸CT検査を受けた感想のまとめ
自分の体で不安なことがある時は、出来るだけ検査を受けることをお勧めします。いきなり精密検査となると、
- どこで検査すればいいの?
- 予約はどうすればいいの?
- 費用っていくらかかるの?
様々な疑問が頭をよぎると思います。
そんな時は、
不安な気持ちでいつまでもいると、それがストレスとなって、身心ともに良くありません。
人間ドックを受けて、要精密検査や再検査項目があったら、まず掛かりつけ医のところへ診断結果を持っていき、相談してみましょう。
大腸CT検査そのものは短い時間で終わります。
また、かかった費用は?
健康保険の内容でも違いはあると思いますので、あくまでも私の場合ですが、
- 人間ドック :6,480円
- 診察1回目 : 380円
- 大腸CT検査:8,290円
- 診察2回目 : 380円
- 合計 : 15,530円
※診察1回目、2回目は町医者での診察です。
という費用が掛かりました。
しかし、この金額で私の大腸はすごく綺麗で元気だということが分かりましたので、私は大変満足してます。
また、大腸CT検査は高度先進医療のようで、紹介状がないと受けられないと先生は言ってました。あの機械1台、数億円もするそうですよ!
関連記事として健康診断と人間ドックの記事を
書いてますので参考にどうぞ。
<<おすすめ記事>>
コメントをどうぞ